前回までの記事 アプリ開発を楽しむ【#1:アプリの概要】 アプリ開発を楽しむ【#2:環境構築1(React+TypeScript)】 アプリ開発を楽しむ【#3:環境構築2 (ESLint+Prettier)】 アプリ開発を楽しむ【#4:ヘッダー】 アプリ開発を楽しむ【#5:MyTogoList】 アプリ開発を楽しむ【#6:Reduxで状態管理1】 アプリ開発を楽しむ【#7:Reduxで状態管理2】

今回は、Google Map APIのAPIキーの取得などを行っていきたいと思います。 togoを追加するフォームにGoogle Mapを使います。

1.Google Map APIを利用するにあたっての注意点

①Google Map APIの利用は有料となっていますが、現在(2022/8/27)では、1か月あたり$200までの無料枠が提供されています。 (※今後、無料枠などがなくなったりすることもあるかもしれませんので、利用にあたっては、自己責任でお願いします。) ②今回APIキーの取得を行いますが、APIキーを他人に知られないように管理しておいてください。 ・GitHubなどにAPIキーをpushしないようにしてください。 ・実際は、他人に知られてもいいように使用制限(ドメイン名)を行いますが、今回は行いません。 ・今回は念のため、1日に読み込むことができる回数の制限を設けておきます。 ③APIキーの取得には、Googleアカウントが必要となりますでの、持っていなければアカウントを作成する必要があります。

2.プロジェクトの作成

①Google Cloud Platformにアクセスします。 スクリーンショット 2022-08-29 22.18.40.png

②赤丸の矢印を選択 スクリーンショット 2022-08-29 22.18.40のコピー.png

③新しいプロジェクトを選択 スクリーンショット 2022-08-29 22.25.27.png

④プロジェクト名にToGoAppを入力(今回はToGoAppとしていますが、任意の名前で大丈夫です。)場所については、今回特に何も指定しません。 作成ボタンをクリックしてプロジェクトを作成します。 スクリーンショット 2022-08-29 22.29.47.png

3.Map JavaScript APIサービスの有効化

①プロジェクトがToGoAppになっていることを確認して、APIとサービスを選択します。 スクリーンショット 2022-08-29 22.30.46.png

②APIとサービスの有効化を選択 スクリーンショット 2022-08-29 22.39.42.png

③Maps JavaScript APIを選択 スクリーンショット 2022-08-29 22.40.03.png

④有効にするを選択 スクリーンショット 2022-08-29 22.40.13.png

⑤有効なAPIにMaps JavaScript APIが追加されていることを確認 スクリーンショット 2022-08-29 22.40.53.png

3.APIキーの取得

①認証情報から認証情報の作成を選択 スクリーンショット 2022-08-29 22.46.13.png

②APIキーを選択 スクリーンショット 2022-08-29 22.46.30.png

③APIキーが作成されます スクリーンショット 2022-08-29 22.46.54.png 後ほど、環境変数のファイルにAPIキーを設定するので、コピーしておきます。

4.Geocoding APIサービスの有効化

①今回のアプリケーションでGeocoding APIも使用しますのでこちらのAPIの有効化も行います。 スクリーンショット 2022-08-29 22.47.28.png

②有効にするを選択 スクリーンショット 2022-08-29 22.47.45.png

③有効なAPIにGeocoding APIが追加されていることを確認 スクリーンショット 2022-08-29 22.48.02.png

4.割り当ての設定

念のため、APIの使用制限を行っておきます。 スクリーンショット 2022-08-29 22.48.18.png

スクリーンショット 2022-08-29 22.48.45.png

無制限のチェックを外します スクリーンショット 2022-08-29 22.49.05.png

ここでは、1日の利用制限を200回に設定しています。 スクリーンショット 2022-08-29 22.49.52.png

1分あたりの利用制限の設定なども一応行っておきます。 スクリーンショット 2022-08-29 22.51.36.png

Geocoding APIの利用制限も同様に行います。 スクリーンショット 2022-08-31 22.58.42.png

5.環境変数の設定

frontend/app/.envを次のようにつくります。 先ほど取得したAPIキーを貼り付けます。

VITE_GOOGLE_MAP_API_KEY = 'abcdefghijklmnopqrstuvwxyz'

今回Viteを利用してReactの環境構築していますので、変数にVITEをつけます。(VITEがついた変数のみが読み込まれます。)

VITE_GOOGLE_MAP_API_KEYの型を定義しておきます。 frontend/app/src/vite-env.d.ts

/// <reference types="vite/client" />
interface ImportMetaEnv {
  readonly VITE_GOOGLE_MAP_API_KEY: string;
}

interface ImportMeta {
  readonly env: ImportMetaEnv;
}
};

今回はここまでです。 次回は、togoを追加できるように入力フォームをつくっていきたいと思います。 Googele Map APIも使っていきます。

コードはGitHubに置いてありますのでよければ参考にしてください。 mainブランチは常に最新のものになります。 今回の内容はblog_8のブランチを参照してください。 https://github.com/KINE-M/togo_app